今年の花粉はなぜひどい?


花粉症のコラム

今日は、薬学とちょっと離れた雑学の紹介です★ いやぁ、今年は特に酷かった…。ピークは過ぎましたか?そう花粉症のお話です。今や4人に1人、いや…2人に1人はスギ花粉症と言われています。しかし、なぜここまでスギ花粉症患者が増えたのでしょうか?

スギ花粉症患者急増の背景にあったのは日本の高度経済成長期だった!

戦後、日本は高度経済成長期を迎え建築用木材の需要が増大しました。 それに伴い、各地では、スギ・ヒノキを大量に植樹…しかしながら、経済成長期の終焉とともに、より安く手に入る海外産の木材の需要へとシフトしていきました。国内のスギの木の伐採は減少…そのまま放置。

その結果、花粉を大量に放出する樹齢25年以上のスギの木が大量に残される現代を迎えました。一体、いつまで続くのでしょう?

スギの花粉放出は樹齢100年まで勢いは衰えない!?

現段階で最も多いとされている樹齢の木は46〜50年。 つまり、単純計算でもこの花粉症ラッシュはあと半世紀は続いて行くのです。なんということでしょう! さらに、日本人の花粉に対する免疫機構の低下も花粉症有症率の上昇の原因の一つになっています。ここで今注目されているのが  ’’舌下免疫療法’’です。

舌下免疫療法とは

微量のアレルゲンを投与し続けることでアレルギー症状を緩和・寛解さ せる治療法です。8割前後の患者に改善効果があったというデータがあります。およそ3〜5年は治療を続けなければなりませんが、生活の質の向上を考えると…50年続く花粉ラッシュに立ち向かうにはこれからますます注目される治療法かもしれませんね。 国家試験にはまだ登場していませんが…今後の出題ネタとしてもアツいものになるのではないでしょうか? また、臨床においても流行病の背景を知っておくと患者へのアプローチにもつながりますね!

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参考:日経DI




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

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