高尿酸血症・痛風治療薬


高尿酸血症 痛風治療薬

この範囲は、サクッと説明します。とっても点が取りやすい範囲になります。また、薬の作用機序を図として頭に入れることで、薬理だけでなく、薬剤の薬物相互作用にも応用して使うことができます。
この記事を読んで、問題演習をこなせば半日かからず3点は獲得できるんではないでしょうか?今回は、記事の中に少し問題演習も入れつつ確認しながら話を進めていきます。そして、何よりもこの記事で出てくる図は、みなさん自身が書けるようになってください!それでは、演習スタートです!

高尿酸血症の原因は主に2つ→尿酸の合成が過剰になってしまうor尿酸の排泄が低下してしまう
日本人に多いのは後者の、尿酸排泄低下型です。←これ、たまに問われるので頭においておきましょう。
さて、原因がわかればそれを抑制する働きをする作用機序を持つものを大別して覚えるだけです。

尿酸生合成阻害薬

代表的なものとして、アロプリノールフェブキソスタットがありますね。これは頭に入ってて当然
(ちなみにstatは’’酵素阻害’’の作用機序を持つものにつきますね)
では、この2つの違いはなんでしょう?…プリン骨格に類似した構造を持つのか、それともそうじゃないのかと言ったところでしょうか。(いわゆる非プリン型ってやつですね)これは、教科書レベルの話なので、もうワンステップ上の知識として覚えていて欲しいのが、

アロプリノールは腎機能への影響が大きいので用量の調節が必要であること
フェブキソスタットは腎機能による用量調節は必要としないこと
です。


それから、フェブキソスタットは癌の化学治療に伴う高尿酸血症にも用いられるということ。
ここで話は逸れますが、がん治療に伴う高尿酸血症の原因は、がん細胞が破壊されることによって核酸の中にあるプリン体が漏れ出すことで起こる腫瘍崩壊症候群によるものですね!
では、ここで問題です!〇か×で考えてみましょう。

Q.すい臓がん(固形癌)の化学療法において注意する点において、腫瘍崩壊症候群による高尿酸血症がある。

…答えは簡単ですね→○!
と思った方は、まんまと引っかかりました。私もこの問題を外した時は、えぇ!?となりました。
注目すべきは固形癌であるということ。つまり、治療により細胞の崩壊は起こらないので腫瘍崩壊症候群は考慮しなくていいんですね。こういった引っ掛け問題にも対応できるようになっていきましょう!
よって、答えは×になります

尿酸生合成阻害薬に関しては参考書プラスαでこの程度頭に入れておけば大丈夫だと思います。
さて、次からがメインディッシュになります!気張っていきましょう!


尿酸排泄促進薬

まずは下の図をしっかり頭に叩き込んでください。薬理で大事なのはイメージです。
言葉で覚えるのではなく、体の中のどこにどんな作用をしているのかを絵にすることができれば、訳のわからない言葉の綾には引っかかることはないでしょう。

これは、尿酸が尿中から、再吸収され、再分泌し排泄されていく道筋を表した図です。黒の矢印が尿酸の動きになります。ポイントは、尿酸の再吸収だけ止めるのか、もしくは再吸収も再分泌も止めるのかです。ここを問われた時、プロベネシドは両者を、ベンズブロマロンやブコロームは再吸収のみを阻害していくと答えることができれば完璧です。※ちなみに、ブコロームはもともとNSAIDsだったので抗炎症作用も持ち合わせています。抗リウマチ薬にも用いられる理由も納得ですね!

ラスブリカーゼは、人には存在しない動物が持つ、尿酸を分解する酵素を真似して作られた薬品になります。なので、薬の名前も酵素っぽい名前なんですね!ちなみにその酵素はウリカーゼといいます。

説明は以上です。つまり、上の図が自分で書けるようになればほとんどの問いに対応できます。
付箋ノートを作る時には、細かく一つ一つの薬品の特徴を書くのではなく、全体像を覚えれるような形で書いていくといいでしょう。

何度もいろんな記事にも書いていますがここでは基本事項は割愛し、国家試験の問題を解くコツや、プラスアルファ知っておくと有利な情報、受験のテクニックを書いていっています。なので、青本や教科書に書いてある太字を押さえておくことは前提です。活字だけでは理解しにくい部分を補うツールとしてこの薬学日記をご愛好ください(^ ^)




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

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