抗菌薬2


抗菌薬2 薬剤師国家試験対策

前章では、細胞壁合成阻害についての抗菌薬につて記述しました。それから、たんぱく質合成を阻害する抗菌薬は阻害するリボソームの種類について問われることも述べました。さて第2章では、こう結核菌薬や抗真菌薬について記述していきます。結核については頻出なので押さえておいて損はない範囲でしょう。
大体の内容が分かっっている方はぜひ細かい点まで把握しておくと良いでしょう。


抗結核菌薬

抗結核菌薬の勉強の仕方としては、薬と作用機序がごちゃ混ぜにいならないように覚えていくことが大切になります。ただ、名前と副作用を覚えるだけでは、本番ドツボにはまってしまうでしょう。

ここでは、押さえるポイントだけを抜粋して簡潔に書くので、参考書にアンダーラインを引いていきながら大事な部分だけピックアップしていきましょう。
イソニアジドミコール酸の合成阻害(ミコール酸はグラム陽性桿菌)、末梢神経障害はビタミンB6欠乏による
☆引っ掛けポイント;ピラジナミドと作用機序を入れ替えて問いてくる。末梢神経障害はビタミンB1欠乏による…と引っ掛けてくる、などなど。

ピラジナミド→イソニアジドと併用することで結核菌がイソニアジドへの耐性を作らせるのを遅らせる
なので、併用は作用の増強と記述してある。

リファンピシン→服用タイミングが朝食前である。尿の色の変色。
DNA依存性RNAポリメラーゼの阻害。効果は殺菌的である。

エタンブトール→副作用は視力障害
以前、この視力障害は可逆的か不可逆的かを問われました。
実際の問題→エタンブトールの視力障害は可逆的なので、視力が回復したら服用を再開して良い
…この問題、前半部分は○です。ただ、一度視力障害が起こった場合の再投与は、不可逆的な視力障害につながるため、再投与は禁止されている、というのが答えでした。そのため、この選択肢はバツになります。
特に、統一模試なんかはこの手の、際どい選択肢がずらっと出てきます。まあ、それが模試の特徴でもありますが、こんな問題を通して復習をしていくうちに実践問題が自然と解けていくようになるので、是非、模試の復習は時間をかけて行ってください。

抗結核菌で押さえるべきはこういった点でしょうか…。最近では青本の隅っこに書いてあるような薬も問題の選択肢として出てきますので必ず一回は目を通しておきましょう。しかし、まずはスタメンをコンプリートすることが第一優先です。


おまけ

さて、最近の傾向として、イオンに作用して効果を示す薬が注目されてきました。特に抗菌薬では、
細胞膜の膜電位を脱分極させることにより細胞膜の機能を障害させるダプトマイシン
103回では簡単な作用機序しか問われませんでしたが、ダプトマイシンは肺サーファクタントにより不活性化されるので肺炎球菌には用いられない…などまあまあマニアックなところまで聞かれる可能性もあるかもしれませんね。ちょびっと頭の隅に入れておきましょう。




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

コメントする

残り8文字

残り512文字