抗ウイルス薬2


抗ウイルス薬2 薬剤師国家試験対策

そろそろ深く問われてもいいんじゃないかと思う範囲です。今までは、頭文字だけ覚えていたり、ゴロで何となく覚えていたら乗り切れる範囲でした。今やC型肝炎も薬で治療できる時代です。時事問題では、ハーボニー(ソホスフビルとレジパスビル)の偽物が出回った事件もありましたね。中蓋を、医療関係者と一緒に剥がすこと…なんてルールもあるくらいです。とれても2点くらいの範囲ではあるでしょうが、怠ってはいけません。この記事ではただただ覚えるだけでなく、’’あーなるほどね’’となりながら読んで記憶の片隅にでも入ればいいなと思います。


肝炎ウイルスは主にA,B,C.D,E型に分類されますが、薬理において出題されるのは、BとC型肝炎です。あとは、ほっとけば治っちゃうからですね。ではまず、薬を覚えやすくするポイントは、B型とC型肝炎のおおきな違いを把握することです。それは、逆転写酵素を持つのか持たないのかです。
逆転写酵素を持つのはB型肝炎ウイルスです。なので、B肝治療薬のターゲットは主に、逆転写酵素を阻害することを狙った作用機序を持つものになります。
それが、ラミブジンエンテカビルになります。この二つの説明の欄にはおそらくよくわからない説明がつらつらと記述されていると思うのですが…結論、どちらも逆転写酵素を阻害するという着地点に到達します。
じゃあ、そのつらつら記述されている内容は…?思い出してください。前章の抗ウイルス薬①で書いた内容です。抗ウイルス薬の作用機序は主に自身が取り入れられて三リン酸化になることでウイルス活性を防ぐのでしたね。(詳しくは 抗ウイルス薬① を読んでください) あとは、ラミブジンとエンテカビルの違いですが、エンテカビルの方が耐性菌の発現が少ないことから、B肝の第一選択薬になります。エンテカビルは逆転写酵素阻害に加え、DNA合成(核酸合成阻害作用)もあるので、ラミブジンより作用が強くなります。

 

んで、話は戻りますが、この二つは逆転写酵素を阻害するので…逆転写酵素を持たないC型肝炎には無効です。この記事を読んでいると、そりゃそうでしょう!となりますが、青本の説明ではここまで書いてないので、イマイチふわーっとしか理解できません。ここはバッチリ書き込んでおきましょう。

 

あと、余談ですが…アデホビル ピボキシルの’’ピボキシル’’これは低リン血症の原因となり、骨折の危険性を高めます。実践問題などで出て来そうですね!

 

私が、抗ウイルス薬の範囲が嫌いな理由として、図示して覚えれないからです。なので、今回の記事は、文章ばかりになりますが、できるだけ簡易的な言葉で伝えられるように頑張ります笑

 

さて、本題はここから!これから国家試験で出題されるなら、C型肝炎の方だと思います。
C型肝炎で大事なポイントは、セログループと、ジェノタイプです。なにそれ?って感じですよね。とりあえず、これだけ覚えましょう。

’’日本人で最も多いのはセログループⅠのb型である’’


ここで抑えていて欲しいのは、インターフェロンはセログループⅡのC肝に有効性が高いので日本人の肝炎にはあまり有効ではないということです。

 

さてここからはガンガンC型肝炎の薬の名前を覚えていきます!
まずは、抗ウイルス薬=三リン酸化体となる王道作用機序を持つリバビリン
c型肝炎は逆転写酵素を持たないので、作用点はRNA依存性RNAポリメラーゼです。
(リバビリンのリとRNAのRでかけて覚えました笑)

ここからは少し荒技です。笑
でもこれで得点はできます。薬の名前を覚えるポイントは?名前の共通点を見つけること!

 

’’プレ’’がついたらNS3/4A阻害→テラプレビル、シメプレビル、アスナプレビル
’’スビ’’がついたらNS5/A阻害→レジパスビル、ダクタスビ
③残る’’ブ’’がつく5B阻害

 

もう、上の名前さえ攻略すればある程度解けます。ただそれは、103回までの話で…でもまだⅠ回しか国家試験にも登場してないのでもしかするとまだこの程度の知識でも大丈夫かもしれませんが…セログループやジェノタイプといった概念は抑えておくとよいでしょう。
ちなみに、ハーボニーは12週間で完結する薬です。こういった実務的な内容もちょびっと頭に入れておきましょう。肝炎治療薬は、多剤併用で用います。構造式も特有ですので見ておいた方が良いでしょう。

 

抗ウイルス薬は、①と②が合わさって出題される可能性が大です。大問一個にいろんなウイルス薬をぶち込んでくるでしょう。だからこそ、共通する作用で簡略化して覚え、特徴的なところ、名前の共通点で作用機序を分けていく攻略法を駆使して、最短時間で頭に入れていきましょう。

 

頻度が少ないくせに、難しい範囲の攻略法でもあります。絶対に捨てもんにしてはダメです!

 

今年度はインフルエンザのジェネリックも出ていますし、用量用法はもう一度チェックしておきましょう。




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

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