必見!高脂血症治療薬「パルモディア」


高脂血症治療薬 パルモディア コラム

高脂血症治療薬として大注目の’’パルモディア’’(ペマフィブラート) 皆さんの薬局ではもう、採用されていますか?私の働く薬局では3ヶ月処方が多いので…まだ投与制限の外れていないパルモディアを触る機会が少ないのが残念ではあります。しかし、勉強会に参加し、とても面白い情報を得ることができたので、是非共有したいと思い、今回記事に取り上げました!

パルモディアの成分はペマフィブラート。これ、国家試験に出るんじゃないかと思います(個人的に…)。名前の通り、フィブラート系としてPPARαを活性化することで中性脂肪を低下させる効果があります。さらに、HDLコレステロール値もあげてしまうという優れもの!胆汁排泄である、というのは受験生の知識として持っておいた方がいいかもしれませんね!しかし、なぜ同じフィブラート系であるパルモディアが注目されているのでしょうか? それは、この薬の作用機序に特徴があるからです。

ペマフィブラートはPPARαの構造を変えることでPPARαを活性化する。この’’構造を変換する’’という点が今までのフィブラート系と異なるのです。PPARαの構造を変換し、活性化させるという作用機序を持つ薬の開発は初めてでした。製薬会社も、’’新薬’’として申請しました。しかし。厚生労働省は「’’PPARαを活性化する’’という点に関しては、フィブラート系と変わりない」と判断し新薬としてではなく、既存のフィブラート系を元に薬価収載しました。なので、パルモディアの薬価は1錠33.9円という安価な値段がついたのです。薬価収載の件ではかなり見送りを繰り返したようで、当初販売予定だった日から約10ヶ月ほど遅れを取ってしまったとか…。このような背景を持つパルモディア。 安全性が高いことでも評判です。 そういえば、スタチン系とフィブラート系の併用禁忌が解除されましたね!このきっかけになったのが、パルモディア開発の際に行われた安全性試験です。日本で唯一、全スタチン系との併用の試験を行った薬がペマフィブラート。ここで併用の安全性が認められたので、他のフィブラート系も併用禁忌が外れたのです。

このような様々な背景をもった薬は、国家試験も大好きです。 これから勉強する人は要チェックかもしれませんね! 臨床ではこのような話を患者に直接することはありませんが…(むしろおせっかいですね笑)こんな雑学も知っておくといつか役にたつかも?




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

コメントする

残り8文字

残り512文字