血液の検査値


血液の検査値

健康診断の結果に慌てる患者が増えてくる時期になりましたね。最近では、処方箋に血液検査の
結果も掲載されていたり、健康診断の結果の紙を直接薬局へ持って来て質問される方も増えてきました。私たちは医師ではないので検査値をみて診断を下すことは出来ませんが、ある程度のアプローチをかけてあげることができれば、投薬もより楽しくなってくると思います。では、まず何をすべきか…代表的な検査値の基準値と、高値・低値 だったときに疑われることは何かを把握することです!今回の記事は、皆さんの投薬に少しでも役立つようなまとめになればと思います。併せて、前回お話しした高血圧・糖尿病・脂質異常症の目標値もチェックしてみましょう。

【検査項目と基準値・臨床的に考えられること一覧】

ざっくりではありますが、必要最低限押さえておくべき血球の基準値と考えられる症状を一覧にしました。個人的に、患者の質問の中で多いな…と思ったのが「赤血球が多いと何が悪いの?」でした。確かに、"ヘモグロビンの値が低い"など、低値でのアドバイスとしては貧血を疑いますが…高値の場合はどういう症状が起こるのか…というのはなかなか考えたことがありませんでした。簡単に説明すると、赤血球は酸素の運搬係です。しかし、慢性呼吸器疾患や酸素の薄い高所で生活をしている人は、体の中の酸素の供給不足に陥ります。身体は"酸素を運ばなければ!!"と運搬係である赤血球を増やします。赤血球の数が多いと、赤ら顔になったりという臨床的な症状も現れることがあるようです。勉強してなかったころは、パッと質問に答えれずとても医療従事者としてまだまだだなぁと感じましたが、知っておけばすぐに答えられる内容でした。
答えられないことが恥ずかしいのではなく、知ったかぶりで答えるのが一番NGです。患者の質問は自分への課題と思ってどんどん投薬しましょう!忘れかけていた方はもう一度復習してみてもいいかもしれませんね!上の表は、ほんの一部をサラッと載せているだけなのでまだまだ詳しく知りたい方はガイドラインなど目を通してみましょう。

この時期は、脱水症状に陥りやすい時期でもあります。検査項目からでも、しっかり水分は摂っているか…などの小さな確認もできたらいいですね(^^)

受験生のみなさんは、基準値は明確にではなくていいですが、おおよそこのくらい…というのは覚えておいた方がいいです。直接解答に繋がることはなくても、実践問題などで検査値を見ただけで選択肢を絞れる問題はたくさんあります!何にせよ、臨床に出た時にとても役に立つので覚えて損はなしです☆

ここからは、ちょっと余談ですが…実習生、または臨床に立っている方で意外と知らないスポーツ貧血についてのお話をしたいと思います。
7月、8月…この時期は、中高生は中体連などで部活の練習が激しくなる季節でもあります。特に陸上などで地面から足の裏への衝撃が強く多い競技では、その衝撃により赤血球が破壊され貧血を起こしやすくなります。これをスポーツ貧血とも呼んだりしています。
もちろん練習量を減らすことに賛成する患者はいないでしょう。大事な大会ですからね!
なので、足への衝撃を軽くする靴の選択や、あとは鉄剤の適切な服用の仕方をうまく伝えれるようにしておくと、これからの季節役に立ってくるかもしれませんね☆

また、検査値シリーズは更新していきたいと思います。




この記事を書いた人

あやちゃむ

薬剤師2年目の社会人。
薬学生時代は何を勉強すればよいのかわからず、模索し、独自の勉強法を確立。そして薬剤師国家試験に一発で合格。
このブログでは受験するうえで身につけた、合格のための勉強法を参考書の単元ごとにまとめていきます。

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